現在、上下水道はさまざまな問題を抱えています。戦後急速に普及した水道は徐々に更新期を迎え、さらに増大する水需要に新たな施設の必要も迫られています。特に、施設の改良では水を止めることができません。住民生活に支障を来さず、安心確実な施工方法を提案する。ここに設計者の使命があると考えています。

私たちはただ単に設計する、ということだけでは満足していません。現在求められているものは、工事をいかに安全でしかも迅速に行えるかということです。私たちは現場にベストマッチする施工方法の提案を精力的に行っています。

今までに培ってきた下水道設計を主体に､リニュｰアルの進む上水道､そして需要の伸びる一般土木部門へと､一歩一歩着実にそのフィｰルドを拡げ､技術の習得･蓄積、そして何より次の世代への技術の継承という人づくりを推進しております。